なぜやりたくなくなっちゃうのか。回避してしまう時の処方箋。

わたしは、前の夫を病で亡くしました。そのとき、どうしても夫の病気を受け入れることができませんでした。なかなか行動をする気分にならず、さまざまなことを回避したこともありました。

死別には時間が必要ということがありますが、仕事に戻れずに、前に進めない自分を責めていたことがあります。

大きな悲しみやショックが起こったとき、それを消化する時間は必要です。

しかし、そんなときにも行動へと移すことができるようになるには、何が必要なのでしょうか?

目次

行動に移せない原因は何?

不確実性を怖がる

経営学者、社会人類学者であるホフステード博士によれば、不確実性の回避とは、「ある文化の成員があいまいな状況や未知の状況に対して脅威を感じる程度」を指します。人はわからないものに不安を感じてそれを受け入れることに恐れを感じるものです。

過去のトラウマや失敗の経験

例えば、何度か失敗していたことがあったりします。そんな経験が自分のかせとなって、自分を縛り付けてしまうことがあります。「また失敗したらどうしよう。」「また怒られたらどうしよう。」と考えてあえて挑戦することを回避してしまうのです。

他者の評価への恐怖

自分に対する評価がいったいどうなるだろうと考えてしまって、そんな考えが勝手に回避へのブレーキになってしまうこともあります。自己認識力が低いとどうしても他者の評価に頼りがちです。あなたの評価はあなたのコントロール外にありますから、自分が自分の評価をしましょう

事実を受け入れるのに時間がかかる

事実があまりにも悲しいものであったりショックを伴うものであったりすると、それを受け入れるのに、時間がかかってしまいます。ある程度時間をとることは必要ですが、それを理由に回避することに終始してしまうと、なかなか次へのステップを踏むことができません。

やるべきことが大きすぎる

自分のやるべきことが漠然としていたり、大きなビッグステップになっていたりしませんか?なかなか自分のキャパシティーでできることと結びついていないと、できるイメージがわきません。また、漠然としていると、実際に取る行動が具体的になりません。そうすると、行動に移すことが難しくなるのです。

行動に移せなければどうすればいい?

避けていたらどうなるかを考える

次の行動を回避していたらどうなるかを考えましょう。自分にとってのプロとコン(メリットとデメリット)を比較してみて、自分軸で判断するといいでしょう

ポジティブな言葉、アファーメーションを聞く

考え方がネガティブに傾いていて、成功を思い描けなくなっていないでしょうか?自分の心に効く言葉で、ポジティブな気持ちを高めるのも良いでしょう。

やりがいを感じる小さな目標をたてる

小さい目標を達成するとその達成感が自分に対する信頼を作ることになっていきます。なかなか自分を信じることが失敗を恐れずに、何かに対処できる自分を作ります。また、やるべきことが大きすぎる場合にも、小さな目標や具体的な行動へとブレイクダウンすると良いでしょう。

失敗を恐れない

自分への信頼が確固たるものであれば、自分の失敗などは気にならなくなります。目標ややるべきことに対して、前に進む力になってくれるでしょう。

リラックスする

力があまりにも入ってしまうと、緊張のあまり、やるべきことへのハードルを自分で上げているかもしれません。実際に自分の実力を発揮できるように、またやるべきことを冷静に捉えるためにも、リラックスしてことにあたりましょう。

自分にやさしくなる

自分の実力をきちんと評価してあげていますか?また、自分に厳しくなっていませんか?実力を自分で過小評価してしまっているかもしれません。この思い込みでハードルが高くなり、回避へとつながってしまいます。自分の力を信じてください。また、失敗することも自分。それでもいいよと自分を許してあげてください。

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