知ってる?ネガティブケイパビリティとは何?
みなさんネガティブ・ケイパビリティという言葉をご存じですか?それは、英国の詩人ジョン・キーツが兄弟に宛てて書いた手紙に出てくる言葉で、「事実や理由をせっかちに求めず、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」だそうです。
ネガティブな自分に幸せになる許可を与えよう
わたし自身、大事な人を失くすということを経験しました。いつ終わるかわからない悲しみ。いつも戻ってくる良い思い出…。会う人会う人にお悔やみを言われてその度に涙を流す日々でした。
わたしはそれとどうつきあっていくかを知らなかったのですが、2年がたったとき、大学時代からの友人に「もう十分やったのだから、いつまでもその人を考えていくのではなくって、女性としての自分を見たら?」という言葉をもらいました。
その時に、わたしはやっと自分に幸せになる許可を与え始めたのです。
悲しみや苦しみを乗り越えるネガティブケイパビリティの重要性
人を失くすことに限らず、心が対処しきれないネガティブな状況は誰にもやってくるからこそ、ネガティブケイパビリティは重要です。
大事なポイントとして、ネガティブな状況や感情をどうにかして取り除こうとして努力することではなくて、それらとうまく付き合える、つまり良い関係を作れる精神を作っておくことです。
ネガティブケイパビリティを備えるために
- 自分のポジティブでもネガティブでもどんな感情をどんなものに反応して感じているのかを認識することが第一歩。自分を観察してみましょう。そしてゆっくりと、その感情があることを受け止めましょう。そしてその感情は永遠に続くものではないということに気づきましょう。どんな悲しい気持ちでも、それは癒えるものなのです。
- 十分自分のことをわかったら、ネガティブな経験のポジティブな面を探してみましょう。この経験をポジティブに考えるといったいどう捉えることができるでしょうか?成長の機会なのではないでしょうか?そう考えられるようになってから、やっと問題解決の段階です。
- いよいよの問題解決ですが、実は、方法を過去の投稿で取り上げました。こちらとこちらの記事を参考にしてください。
ネガティブな感情を受け入れるまでの長さ
大きな悲しみや苦しみはなかなかすぐに受け入れることができるわけではありません。わたしもなかなか上で書いた2の項目にはいけませんでした。自分の感情を受け入れて、それがずっと続くものではないと認識するまで、悲しみと不甲斐なさと後悔とに苛まれていました。
実際それが結局このネガティブな経験を解決できるのかを考えられたのは、先ほどもあったように、友人の言葉を聞いてからです。友人に勧められて、私はシェリル・サンドバーグの『OPTION B: 逆境、レジリエンス、そして喜び』を読みました。人生にはOption-Bがある。Option-Aだけが人生ではないのです。
あなたは幸せになって良い
一つにこだわることは大事なことですが、方向転換をすることという選択肢も人生にはあります。私は選択して、新しい幸せな生活を取り戻し始めました。是非あなたもこの能力で、新しく前を向きましょう。幸せになる権利はみんなに備わっているのです。
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